あの高速水着はどうなった？ スイムウェア開発の最新理由。
あの高速水着はどうなった？
スイムウェア開発の最新理由。
噂の高速水着のその後から新開発の材料まで、最新の水着はどうなっている？ 水着の歴史上かつてない激動の場合だったこの2年間を振り返り、FINAの新規定のポイントも踏まえながら、速度そしてミズノの第一面スイマー向けの新作水着をチェックしてみよう！
発端となったのは、第一面ブランド〈速度〉が2008年に公表した世界初の完全一番縫製水着《レーザー?レーサー》の登場。強い着圧でボディを流線形に引き締め、スイマーにかかる抵抗を減らし、いわゆる“高速水着”場合代の扉を開いた。この年に行われた北京五輪では、金メダ書き出したの94％以上が着用。多くの選手が世界記録を次々と塗り替えて社会現象にもなった。
ライバル他社も負けじとラパブやポリウレタンなどを使った高速水着を気品物化。競争の激化で性能が上がりすぎて、どの水着を着るかで記録が左右されるまでになってきた。
この動向にス第一面をかけたのが、国際水泳連盟。
スイマーのパフォーマンスではなく、水着の性能でタイムが変わるのは誰が考えてもフェアではない。そこでFINAは、泳ぎを救うような水着を禁止するために、09年に承認基準を見直した。
水を通さず、浮力が生じるラパブやポリウレタンは使えなくなり、形状についても、カラダを覆って締め付ける面積をより少なくするように変更。一世を風靡したフル背広は男女ともに姿を消すことに入る。水着へのテーピング禁止で、ウィメンズでは背中を覆うクローズ背景タイプが作りにくくなった。
新基準は10年1月からスタート。世界記録や昼間の場合間本記録の公認は、FINAが承認済みの水着であることが条件に入る。無料し、FINA承認水着がすべての選手に行き渡るまでにはそれなりに場合間がかかる。そこで昼間の場合間本水泳連盟では、10年4月1昼間の場合間から11年3月末まで、形状や材料がFINAの基準に合っていれば、その承認を浴びていない水着でも、公式＆公認試合で着用できる暫定的な措置を行っている。
規定変更を浴びてメーカーは対応水着を開発、FINAの承認を浴びている。そこで早速市場リーダー2社が公表した第一面スイマー向けの新作をチェック。びりな工連れ合いとアイデアが込められているのか、担当者に熱く語ってもらおう。同場合に最新ノウハウを生かした各社の一般スイマー向けの新作も紹介する。
FINAの承認を得た水着に付けられるタグ。承認場合期も明記。これがないと世界記録も公認されない。市場リーダー2社が提唱した、それぞれの新作水着。
大切な場所を2枚仕立てでサポート。
最速水着の称号を守る。
%26gt;%26gt;詳細ページへ
第一面選手も絶賛。
骨盤を拠り所、キックも安定。
%26gt;%26gt;詳細ページへ
%26gt;%26gt;まずは、速度社の新作をチェック！
あの高速水着はどうなった？
スイムウェア開発の最新理由。
1928年オーストラリアで天性たインターナショナルブランド。90年代イギリスに本社を移す。ブランド名は「Speed on in your Speedo%26#39;s」という標語から。最一番上のスイムウェア探求所アクアラボから革新的な水着を続々と公表。
●速度の歩み
1992 《S2000》撥水性の高いフル背広で水の抵抗を抑制。
1996 《アクアブレード》ストライプ状の隔たりに沿って水を流して抵抗抑制。
2000 《ファストスキン》サメ肌にヒントを得て整流効果を発揮。
2004 《ファストスキンFSII》数値流体力学でファストスキンを進化させた。
2008 《レーザー?レーサー》水着の歴史を塗り替えた世界初の完全一番縫製水着。
2010 《レーザー?レーサー エリート》FINA新基準承認水着。
高速水着の本自宅〈速度〉は、いち早くFINAの新基準に対応。昨年新基準承認水着《レーザー?レーサー エリート》を公表した。「流体力学を駆使してストリームラインを維持し、スイマーの潜在力を最大限に引き出すという基本コンセプトは《レーザー?レーサー》と同じ」だ。
もともと《レーザー?レーサー》の主材料「レーザー?パルス」は布帛だから、新基準でもそのまま使える。レーザー?パルスは表面にナノ分坊主レベルの特殊撥水加工を施し、抵抗を解雇する効果を発揮。強力ナイロン糸により、同社以前材料よりも約15％コンプレッション性もアップ。カラダを強く締め付けて凹凸を減らし、水中での受動抵抗を軽減する。
%26gt;%26gt;新基準でも圧倒的早さを見せるのか？
あの高速水着はどうなった？
スイムウェア開発の最新理由。
《レーザー?レーサー》では大切な場所に配したポリウレタン系のパネル「レーザー?パネル」が着圧を高め、カラダをフラットにし、的確な流線形にしていた。しかしポリウレタン材料が使用できなくなったので「レーザー?パネルを配置していた部分は、レーザー?パルスを2枚仕立てにして同様の効果を狙っています」。400人以上のボディスキャンデータと流体力学を基に、わずか3つの3Dパーツで構成。ミニマムなつなぎ目を超音波で滑らかに溶着し、水の抵抗を最小限に抑えている。
メンズはスパッツ1タイプのみ。ウィメンズは膝上まで覆うショートジョンと背広の2タイプをラインナップ。形状が変更になったため、単純比較はできないが、「デザインが似ているショートジョンタイプでは、抵抗は《レーザー?レーサー》に近いレベルまで減らせるのでは」と小嶋さんは胸を張る。新基準でも圧倒的速さを見せるか。注目だ。
《メンズレーザー?レーサーエリート スパッツ》23,100円、サイズ：3S?SS?S?M?L?O、カラー：ブラックのみ。問：ゴールドウイン TEL：0120?307560。《ウィメンズレーザー?レーサーエリート ショートジョン》3万5700円、サイズ：3S?SS?S?M?L?O、カラー：ブラックのみ。問：ゴールドウイン TEL：0120?307560。僕らも使える高機能水着
TOPコンペティションシリーズの原点。《レーザー?レーサー エリート》でも使用している場合代を変えた布帛水着材料レーザー?パルスにより、軽量?低抵抗?ハイ馬力が備わった“速さ”を追求した。ウィメンズは水の浸入を防ぐため、胸のステッチを改良しリニューアルしたFINA新基準承認水着。
《FS-PRO》メンズスパッツ12,600円、サイズ：3S?SS?S?M?L?O、カラー：全5色。ウィメンズショートジョン19,950円、サイズ：3S?SS?S?M?L?O、カラー：全5色。問ゴールドウイン。 「カラダを押さえすぎると運動性が低下します。スイマーが動向やすい範囲内でカラダを締入れ凹凸をどうなくすのか。その均衡が五月蝿い」
%26gt;%26gt;対するミズノが開発した最新モデルとは？
あの高速水着はどうなった？
スイムウェア開発の最新理由。
40年ぶりと入る〈ミズノ〉ブランドは今年で4年目。ミズノは約40年にわたり、昼間の場合間本国内で〈速度〉ブランドの水着を販売してきたが、06年の創業100周年を機に全社的に行われたブランド統一で新たに〈ミズノ〉ブランドが誕生した。
●〈ミズノ〉ブランドの歩み
2007 《アクセル背広》動向やすさを追求したヴァーチャルボディデザイン。
2008 カジキからヒントを得た《ウォータージーン》は水になじむ材料で抵抗削減。
2009 高速水着《SST-100シリーズ》ポリウレタンのパネルを装着。
2010 《ミズノ RX》FINA新基準承認水着。
イタリアのアイドルスイマー、フェデリカ?ペレグリニ、世界を争うスプリンター、フレデリック?ブスケ、昼間の場合間本のエース北島康介……。錚々たるアドバイザリースタッフを擁するのが〈ミズノ〉。FINAの承認を浴びた最新モデル《ミズノRX》にも彼らの意見が存分に取り入れられている。
開発のコンセプトは「水面に対してフラットな姿勢を取り、形状抵抗を解雇すること」。
%26gt;%26gt;適材適所で材料を変更！ 単独の工連れ合いに注目だ。
あの高速水着はどうなった？
スイムウェア開発の最新理由。
体幹まわりの筋肉が疲れてくると脚や腰が下がり、水の抵抗を浴びやすく入る。下半身が下がるとキックの能率も悪くなり、後半の失速の大きな元でに。そこで《ミズノ RX》では、以前のニット材料に比べて約4.5倍も伸びにくい「ハイ馬力材料」を使用。プライバシーゾーンを覆う裏地とともに、体幹まわりの筋肉を強く締め付け、姿勢維持で大切な役割を果たす骨盤を引き上げる。これにより水中でフラットな姿勢がキープしやすくなった。メンズモデルでは、ヘソ下ぎりぎりまで覆うハイウェストで、骨盤全体をカパブ。また、カラダの凸部を押さえることで形状抵抗を減らしている。
キックの安定のために、内股から膝上に向かって縫い目を設け、膝を世間側へ隔たりにくくしているのもめりはり。「開発に参加した北島選手からも“僕の意見をしっかり取り込んでくれた。締め付け感も気に入っている”と好評でした」と布施さん。またウィメンズでは、上半身の前身頃には水抜けの良いハイ馬力材料を、肩ひもには着脱しやすいように伸縮性の良いハイ馬力ニット材料を用いるなど、適材適所で材料を変更。随所に単独の工連れ合いが光る。
《ミズノ RX》メンズ/ハーフパンツ19,950円、サイズ：SS?S?M?L?O、カラー：全3色。問：ミズノ TEL：0120?320799。《ミズノ RX》ウィメンズ/ハーフ背広29,400円、サイズ：SS?S?M?L?O、カラー：全3色。問：ミズノ TEL：0120?320799。僕らも使える高機能水着
全撥水の軽量ハイ馬力ストレッチ布帛材料「ソニックライト」を主材料に使用。サイドには動向やすい高フィットニット材料を採用しており、動向やすさと着用感がアップ。FINA新基準承認水着。
《ミズノ MX-01》メンズ/ハーフパンツ8,400円、サイズ：SS?S?M?L?O、カラー：全3色。ウィメンズ/ハーフ背広14,700円、サイズ：SS?S?M?L?O、カラー：全3色。問：ミズノ TEL：0120?320799。 「FINA新基準承認の《MX-01》にはメンズ、ウィメンズともにジュニアサイズも準備しています」とミズノ広報広告部東京広報課の布施さん。彼女はすでに4大泳法を制覇済み。今年の夢はオープンウォータースイムの大会出場だ。
取材?文/井上健二 撮影/小川朋央
