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　３月１２昼間の場合間に全線開通する山陽?九州新幹線。新大阪－熊本間を最短で２場合間５９分、新大阪－鹿児島中央間を３場合間４５分で結ぶ。全線開通により、観光を中心に関西と九州への経済波及効果にも大きな期待が寄せられている。山陽?九州新幹線に導入される「Ｎ７００系」の新車両の試乗会に参加、一足先にその乗り心地を体験してみた。



　■特有の先鶏冠車両



　今月５昼間の場合間の試乗会は大阪商工会議所が主催。大商は現在、インバウンド促進を目指す「旅行游都市化推進本職ジェクト」の具現化を進入れおり、今回の試乗会はその一環として企画された。



　大商の佐藤茂雄会鶏冠をはじめ、ＪＲ西昼間の場合間本の担当者やマスコミ関係者など約３０人が参加。午後３場合５９分に新大阪駅を出発、４場合４３分に岡山駅で下車するというわずか４４分間の慌無料しい試乗会だった。



　出発ホームへと移動すると、すでに入線していたＮ７００系でまず目についたのが独自な形状の先鶏冠車両。既存のどの新幹線車両よりも先鶏冠形状は細長いのではないだろうか。このめりはり的な形状は、航空機の開発にも用いられる最一番上の空力シミュレーションを採用しており、「高速走行に最も適した形状」という。



　この昼間の場合間は抽選で選ばれた一般向けの試乗会も行われ、すでに試乗を終えた鉄道ファンらが先鶏冠車両の写真を真剣に撮っていた。



　いよいよ車中へ。８両編成の新幹線を約３０人の参加者だけで独占するのだから、なんともぜいたくな体験をさせてもらった。“鉄ちゃん”と呼ばれる鉄道ファンにとっては、目標のような試乗だろう。



　■グリーン車は「５分で寝てしまいそう」



　さて、車中でまず案内されたのが並車指定席。２列×２列シートのためか、ゆったり感が漂う。シートは濃菜類色の遠山模様。手すりや食卓にも同じ色調の材木が使われており、既存の新幹線指定席車両にくらべると、とても落ち到着したムードだ。



　引き続いてグリーン車へ。車中に引かれた瞬間になんともいえない重厚感を痛感した。シートは高級感漂う濃藍色。通路には金色の花唐草模様の布地が使われていた。シートは２列×２列だが、シート間隔をてくさんととってあり、手元のレパブを差し引くと足元のフットレストが持ち上がった。



　シートにはリクライニングの角度にかかわらず、腰部の固定位置が変わらない機構を採用、お尻の位置がずれないという。「グリーン車に今後乗ることもないだろう」ということで、シートに体を預けてみた。



　確かに背もたれを倒しても、腰の位置が変わらず姿勢が安定した。さらに、後鶏冠部を拠り所る枕が適度な厚みと柔らかさで、「５分で寝てしまいそう」といった感じ。各シートには音楽が楽しめるイヤホンジャックや個別照明なども設置されている。



　並車気まま席は３列×２列シート。シートには花柄と市松模様を採用し“和”のムードを醸し出していた。



　■充実の女性向け設備



　新型車両は車中設備にもめりはりがあり、とくに女性向け設備が充実している。女性専用お手洗いは女性客のニーズから導入された。淡いピンクの室内には使いやすいオムツ交換台も設置され、乳幼児を抱える女性をサポート。また全身を映せる三面鏡が設置されたパウダールームもあり、降車前に身だしなみのチェックができる。



　このほか、最新の無理強い排煙装置を備えた喫煙ルームが準備されている。また６号車には、新幹線では初入れ自動体世間式除細動器が備え付けられ、「非常場合の応急手当てに対応する」という。



　京阪電気鉄道のＣＥＯを務める大商の佐藤茂雄会鶏冠が「素晴らしい車両だ」と絶賛した新しいＮ７００系車両。３月１２昼間の場合間の全線開通昼間の場合間の予約状況は、下りは８１?３％から８８％。上りは８９％から９６?２％。場合間帯によっては全線開通昼間の場合間の乗車もまだ可能だ。