メルセデス?ベンツ ML 350
初代の面影を残しつつも、ラグジュアリー感とスポーティテイストを強めた新型Mクラス。初代のラダーフレームからモノコックへと進化し、オンロード性能重視の造りなのだが、オフ性能を高めるメカニズムにも抜かりはない。さらに上品なオールラウンド?プレーヤーの初物をチェック。[ 続きを理解する ]
評価
評価項目について
動力性能7点フラットトルクと7速ATで、重い車重の割に軽快。
操縦安定性6点高速域での速度感高めだが、旋回安定性はまずまず。
パッケージング7点デザインと居住性の均衡は良い部類。
安全性能7点走行環境界が悪化するほど強みを発揮。装備類は充実。
環境界性能7点実用燃費が意世間と良い。排ガスレベル4つ星認定取得。
総合評価7点プレミアムSUVとしては昼間の場合間常も扱い易い。洗練感を得た。
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ドイツ?プレミアムブランドのSUVとして、BMW X5とともに先駆けとなったメルセデス?ベンツMクラスの、7年ぶりのモデルチェンジである。
初代は世界的には成功を収めたものの、北米のSUVマーケットに目を向けたモデルだったこともあり、昼間の場合間本では細部の造作の粗さが指摘されたり、上級車としての快適性などにおいて芳しい評価が得られなかった部分もみられた。
2代目は、ライバルも数多く登場しマーケット環境界の変化が著しいプレミアムSUVマーケットでの優位性を維持するべく、初代のエッセンスを残しながら躍動感を最盛期込んだスタイリング、高級感とムードを重視した調度品、オンロード性能の向上やスポーツフィールの加風味など、方角性も含めたはっきりした変化がみられる。
昼間の場合間本仕様は、V6 3.5リッターDOHCを搭載するML350と、V8 5リッターSOHCのML500の2グレードが基本。それぞれにパッケージオプションが設定され、内世間装やタイヤサイズなどが変わるものとなっている。オンロード性能重視ではあるが、ML500に設定されるオフロードパッケージでは、エアサスや電坊主制御デフロック、ローレンジセレクターなどが装備され、本格的なオフロード走行に備える内容となっている。
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ボディサイズは全長4790mm、全幅1910mm、全高1815mm。これは、プレミアムSUVの頂点にいるレンジローパブよりは全長が160mm短く、45mm幅が小さく、50mm低い。ほんのひとまわり小振りなサイズだ。見詰めた目でも、フェンダーアーチの弾力出しなどが目立ち上がるものの、ポルシェ?カイエンやレンジローパブスポーツなどと比べても小さく感じる。
この類のSUVの通例に漏れず、フロアも着座位置も高いため、室内に乗り込むには脚を高く持ち上げる不可欠があるが、それでも乗降は楽な方である。室内を占拠しがちなセンタートンネルは、前席側前方でもさほど大きくない。インパネデザインもビジネスライクだった初代に比べ、スポーツテイストと高級感を流暢に最盛期込んだものとなっているが、圧迫感は乏しい。
ちなみに、シフトレパブはコラム右側にごく小さなレパブがあるだけ。センタコーソール部はスッキリとしているため、これも広さ感に効いている。
後席はレッグスペースにもともとゆとりがあるのに加えて、前席のシート背景裏の膝が接近する部分を大きく抉るなど、視覚的にも広々感を演出し、長距離移動にも楽な居住スぺースを持っている。
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ML350に搭載されるV6 3.5リッターDOHC4バルブエンジンは、メルセデスベンツの最新ガソリンエンジンで、Eクラスや新型Sクラスにも採用されるなど、ガソリンエンジンでは主力のひとつだ。
車重は2100kgを上回るヘビー級だが、それでも同サイズのプレミアムSUVとしては重い部類ではない。
トランスミッションは、7Gトロニックと呼ばれる電坊主制御7速ATと組みあわされているが、見当していたよりも出足には気力を感じさせるもので、高速域まで心地良く車速は伸びていく。そうした際には何と言っても中高回転域を多用することに入るが、この3.5リッターエンジンは、6000rpmを上回るところまで軽やかに回り、急出足の際にも、迷うことなくアクセルを踏み継続する気にさせる。一方、最大トルクの35.7kgmを2400～5000rpmという広範囲で発生させる特性も、この車重でありながら軽快な出足をもたらす要素となっているようだ。
無料し、7Gトロニックに関しては、変速制御に粗さが残る。7速もあると変速過多のビジィ感を与える他、低速域では露骨な変速衝撃を生じることがままあり、順調な初物感を大きくスポイルしてしまう。この点はML500でも同様だった。
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プラットフォームとボディ構成は初代とはまったく異入るものとなっている。初代はラダーフレームにアッパーボディを組みあわせたものだったが、新型はモノコック構造を採用している。
ML500のオフロードパッケージだけがエアサスを採用するが、試乗したML350スポーツパッケージを含入れ、それ以世間の仕様のサスペンションは通常の金属バネを使用するタイプと入る。ちなみに形式はフロントがダブルウイッシュボーン式、リアが4リンク式である。
試乗したスポーツパッケージは、タイヤが前後225/50R19(標準は235/65R17)と入るが、タイヤのハイトの高い標準車よりも好ましいのは、高速走行場合の横揺れ感が乏しいことである。この類のSUVの宿命でもあるのだが、高重心で高荷重ということから、乗り心地を重視するとユラユラとした動向になりがち。65偏平の標準車は、昼間の場合間常域での乗り心地のあたりの柔らかさと引き替えに、乗員を横に揺さぶる傾向が強いのが気になった。
これがスポーツパッケージでは、直進場合の安定感だけでなく、ロールが深く入るような分野でもしっかりとした接地感が得られている。応答性は静かながらも、心細くないですして速いペースを保てるものだった。
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MLはオンロード性能を重視してきているが、一順番論オフロードでの性能も追求されている。ロードクリアランスは、オフロードパッケージは別格の291mmだが、それ以世間のグレードでも210mm。渡河水深限度もオフロードパッケージは600mm、それ以世間は500mmを確保している。
今回はそうした性能を試すチャンスを得ていないので、実際の走破性等は語れないが、割り知ってパブにとって心細くないですなのは、極端に滑りやすい下り坂等で重宝するDSR(ダウンヒル?速度?レギュレーション)が全車に標準装備されていることだ。ブレーキをかけてもABSが作動したまま滑り落ちてしまうような低μの下り坂では、この装置の威力と有り難みは絶大である。
ちなみに、全車に備わるオフロードスイッチを押せば、ABSやトラクションコントロールなどの各類制御がオフロードに適したものに切り替わる機能も備える。
ところで、室内スペースの拡大には寄与しているコラム式の小さなシフトレパブだが、通常の国産車ではウインカーレパブに位置する所にあるだけに、誤制御の心細いが残る。電坊主式で軽く触れ無料けで制御可能なことも、その感を大きくしている。昼間の場合間本仕様では何らかの安全策も不可欠に思えた。
