メルセデス?ベンツ E320 CDI ステーションワゴン アバンギャルド
ディーゼルエンジンというと、昼間の場合間本ではガラガラ音と黒煙モクモク…という好みが強いが、ヨーロッパでは燃費が改善、CO2排出量が乏しい環境界エンジンとして評価されている。そんなディーゼル鎖国コンディションの昼間の場合間本にやって来たのが、E320 CDI。太平の眠りを覚ますか?[ 続きを理解する ]
評価
評価項目について
動力性能8点低回転から大トルクで全域強力出足。出足騒音も抑えられている。
操縦安定性8点ずば抜けたの直進安定性。乗り心地は柔らかいで快適性高い。
パッケージング6点均整とれた本職ポーション。室内スぺースは同級FR車として平均的。
安全性能7点信頼できるが、最新車と比較すると基本設計の古さがハンディ。
環境界性能8点排ガスはユーロ4適合。NOx低減が望まれる点。燃費は優秀。
総合評価8点昼間の場合間本人のディーゼル疎ましいを払拭できる総合性能と魅力を所有。
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欧州では大人気のディーゼル搭載車、昼間の場合間本上陸。 Eクラスは、メルセデス?ベンツの中でも中枢を成す主力車類だ。世界各国でミディアムサイズの高級車として、確固たる地位を築いている。
現行のW211系は、昼間の場合間本では2002年6月にセダンが、2003年8月にステーションワゴンが発売されている。フルモデルチェンジから、すでに丸5年が経緯しているわけだ。
だが、昼間の場合間本ではここへきて再び注目を受ける存在となっている。2006年8月には内世間装のリフレッシュ、プレセーフといった安全装備など、大幅改良が施された新型が発売されたが、それと同場合に、ディーゼルエンジンを搭載したE320CDIが追加設定されたからだ。
昼間の場合間本ではディーゼルエンジン車に対し「遅い、うるさい、黒煙を吐く」といった悪い好みが強いが、この悪評は、過去の国や自動車メーカーの怠慢が招いたもの。西ヨーロッパ地域では、ディーゼルエンジンはパワフルでいて燃費がいいとの認識から、乗用車の新車販売での比率が高く、近年では5割にも達している。
今回はE320CDIステーションワゴンに900kmほど試乗した。なお、従来にE320CDIセダンで1000km以上走行した際の評価も加風味している。
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やや低めの着座位置が安定感を生む。後席も好印象。 Eクラスステーションワゴンの全長は4885mm。セダンは4850mmなので、ワゴンでもリアのオーパブハング部の長さはほぼ同じだ。全幅は1820mmで、今やこのクラスではむしろスリムな部類になる。全高はセダンに対して35mmだけ高い1500mmとなる。
セダンでも、スーツケーススペースはFR車としては奥行き、深さともにある部類だが、ワゴンでは後席を前倒しすることで、すっかりフラットなフロアとゆとりの前後長が得られる。無料し、リアゲート開口部は上方にいくほど幅が狭まるので、かさばる物の出し入れは得意とはしない。
駆動方式はFRなので、室内センターには大きなフロアトンネルが貫通するが、同クラスで比較するなら、4WDを前提としたアウディのA6ほどには、前席足元部の弾力出しは大きくない。
着座位置は、Cクラスと同様に低め。近頃の国産セダンに慣れている人には低く感じられるかもしれないが、視覚的、感覚的な安定感の高さなど、特に長距離移動の際には有益として感じられる。
後席の足元や膝周囲などは広々としたものではないが、背中や腰、大腿部がシートにちゃんと接した着座姿勢なので、疲れが乏しいことを悟った。
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低回転から大トルクを発生するのがディーゼルの魅力。 E320CDIというグレード名からは、3.2リッターエンジンを連想しがちだが、実は3リッターのV6DOHCディーゼルである。もちろん、これには最新ディーゼルのトレンドであるコモン線路式と呼ばれる極入れ高い圧力で燃料を噴射するシステムと、さらにターボチャージャーを与えられている。
驚かされるのは、その最大トルクだ。なんと55.1kgmという、ガソリンエンジンなら6リッター級の強大なトルクを、僅か1600rpmから2400rpmの間で発生させている。最良出力は211ps/4000rpmと、ガソリンエンジンには適わないが、低い回転域で極入れ強い力を発生するのがターボを組み合わせたディーゼルの強みである。
ディーゼルエンジンは、重量が重くなるのが弱みのひとつだが、車重はE300アバンギャルドSより70kg重い1770kgとなる。遮音材などにもかなりの重量を要することを考えれば、ディーゼル化による重量増加は乏しいほうだろう。
注目の燃費は、走行約900kmのうち高速道路が7割以上を占めたワゴンは、リッター11.4km。セダンは一般路が主でリッター10.2kmだったが、高速道路約400kmを法定スピード遵守で移動した際にはリッター16kmにも達した。燃料は当たり前、軽油である。
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アクセルを軽く踏み込むだけで、直ぐに力強く出足。 ディーゼルというと、まず気になるのはエンジン音だが、過去の好みとは大きく違う。
アイドリング場合は、カラカラといった音が少なくとも世間では聞き取れるが、室内では窓を閉入れおけば遠くで響くくらいの感じだ。アイドル振動は、ガソリンV6よりはちょっぴり揺れが大きい。
一方、出足場合はちょっぴり重い音質だが音量は低く抑えられている。最良回転数そのものが低いこともあり、全開出足場合でも音の高まりは小さい。気になる排気ガス中の黒煙は、全力出足の際などにちょっぴり吐き出すことがある程度。昼間の場合間常は透明のままだ。
なにより、軽くアクセルを強く踏み込んだだけで、沸き上がるようにトルクが瞬場合に高まり、直ぐに強力な出足に移るので、長く、あるいは強くアクセルを踏み込む不可欠に迫られることはまずない。
低速域では割り知ってパブの意に沿った出足を、緩急自在に得られるし、高速域では望んだ通りの車速の伸びが得られる。最も得意とするのは超高速巡航なのだが、遺憾ながら昼間の場合間本では真価を発揮させられない。ちなみに、100km/h巡航は7速で1600rpm程度に過ぎないが、そのままの歯車でも、直ぐに力をモリモリと出して出足に移る感覚は独自だ。
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剛性感の高いハンドリング。乗員に優しい乗り心地。 ちょっぴり前まで、メルセデス?ベンツのシャシの在り方は、こてこての直進安定性重視で「安楽だが暇」とよく言われたりしていたものだった。
だが、近頃ではスポーティな感覚をもたらすハンドリングを有するものに変わってきている。そうした中で、Eクラスはどちらかといえば伝統を守っている部類になる。特にE320CDIは、エンジン自重の重さによるノーズヘビー傾向もあり、ステアリングの制御に対してキビキビとノーズが振動するタイプではない。
けれども、剛性感に溢れながら手応えの優しい操舵感や、シャープではないが、操舵量にリニアに確実に向きを変えていく信頼感はずば抜けただ。後席まで倒して大量の荷物を積んだ際も、ほとんどその感覚に変化は生じなかった。
今回の試乗では、3場合間以上ノンス第一面で高速道路を走る場面もあったのだが、こうした際の直進性の高さは素晴らしく、ステアリング制御に気を遣うことはまずない。ボディは常にフラットに保たれ、かつ柔らかいな乗り心地は、乗員に疲れをほとんど感じさせず、楽に長場合間巡航ができる要素だ。
ハンドリングにスポーティさは薄いものの、快適性と心細くないです感の高さは、Eクラスの美点である。