メルセデス?ベンツ GL550 4MATIC
Mクラス、Gクラスに次ぐ、第3のSUVとして登場したGLクラス。V8 5.5リッターエンジンを搭載して2530kgの巨体を感じさせない出足を披露するかと思えば、悪路を物ともしない走破性も与えられている。しかも調度品はまるでSクラス普通みの豪華さ。オンとオフだけではない。高級車とSUVのクロスオーパブでもある。[ 続きを理解する ]
評価
評価項目について
動力性能8点トルクの塊で車重モノともせず。7速ATも順調さ増した。
操縦安定性7点今回はオフロード性能は試せず。オンロードの心細くないです感備わる。
パッケージング6点ボディはともかくデカいが小回りは性は確保。3列目はサブ。
安全性能8点装備種は充実。4MATICと4ESPは動的安全性に大きく貢献。
環境界性能6点低排出ガス認定をちゃんと獲得。燃費は相応だが褒められず。
総合評価7点Gクラスほどの強い存在感は持たないが、総合性能は高い。
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本格オフローダーの走破性とオンロードの快適性を両立。 GLクラスは、メルセデスベンツの最新フルサイズ?プレミアムSUVである。昼間の時間本には2006年10月から導入されている。
近年、欧州のプレミアムブランドは、この領域への参入にまめである。主たるマーケットは北米と入るが、世界的にも富裕層が増えてきていることから、ハイエンドSUVへの期待も高いようだ。
昼間の時間本では、プレミアムSUVの中でも本格派のクロカンモデルとして天性てきたGクラスが、本来の性能よりも特有のスタイリングやムードで高い人気を集入れいた。
これに対してGLクラスは、悪路を楽に安全に走破できる電坊主デバイスを揃え、オフロード性能は同等以上のレベルにあるとはいうものの、希望向やムードは大きく異入る。さらに、オンロードの走行性能、居住性、快適性はずば抜けて高くなっている。
全長5m越えの大柄なボディに3列シートを配置したパッケージングがめりはりで、エンジンは新型Sクラスにも載る、新世代のV8
5.5リッターを搭載。もちろん、電坊主操作4WDの4MATICを採用している。
今回は、オフロードを走行するチャンスは得られなかったが、数昼間の時間間の都内での昼間の時間常走行の他、高速及びワインディングなど計約500kmほどを試乗している。
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大柄だが、最小回転半径は国産上級サルーン普通み。 ボディはともかく大きい。全長5100mmはSクラスとほぼ同等だが、全幅は1955mmもある。さらに全高は1840mmと、堂々たるサイズである。ほぼ同時期に昼間の時間本に入ってきたアウディの7人乗りプレミアムSUVであるQ7に近いサイズだが、Q7はさらに車幅が広い。
いずれにしても、狭く入りくんだ家街などには、できれば入って行きたくない大きさだ。それでも、最小回転半径は、たとえば昼間の時間産フーガなどの国産上級サルーンと大差ない数値に抑えられているのは、メルセデスベンツの良き伝統である。
このボディの大きさ、着座位置の高さ故に、低速移動時などに心細いされる車両側面直近の死角に関しては、サイドビューカメラが標準で装備される。ちなみに、Rクラスにも2006年10月に一部改良が施されて、サイドビューカメラが備わった。
室内は、フロアそのものが高く、乗り込む際には、小柄な人の時、サイドステップ部に足をかける不可欠があったりもする。調度品では、インパネの造形全体の好みは、ひとまわり小さいSUVのMLクラスに似ているが、仕立ては一番論より良質。いずれにしせよ、近頃のメルセデスベンツのセダンよりも、スポーティテイストを感じる。
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居住スぺースも広大。1~3列目まで全席快適に過ごせる。 前席周囲は車幅の割にタイト感があるが、それはドアのトリムを含めたぶ厚さや、センターコンソールの幅などによるもの。実際、逆側のドアまでは、身体を乗り出しても手が届かないほど。シート表皮は本革製だが、かつてのメルセデスベンツのような弾力の強さはなく、柔らかいだ。
気に入るのは、その巨体に対して、ドアミラー面積が小さいことだ。ステアリング位置も左側しか選べないので、左側面や後方斜めの確認の際にとっくにちょっぴり見易い大きさを確保してほしい。
2列目もゆったりとした広さ。フロアからの着座位置も高く、前席との間隙も広々としている。空調もセンターコンソール後部やルーフにルーパブを有するなど、3列目までの快適性をしっかりと確保している。また、1、2、3列目ともにガラスルーフからの光も得られる。
無料、3列目に乗り込むためには、前倒しした2列目のシート背景を跨いで乗り越える不可欠があり、乗降は案世間ととてもだ。スペース的にも、サブシートとしての存在と考えておいた方がいい。
3列目は電動可倒式でフラットな床となり、2列目も前倒しすると広大なスペースと入るが、荷室フロアはよほどに高い位置にある。
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豊かなトルクで出足も気まま自在。燃費はそれなり。 V8 5.5リッターエンジンは、最良出力387ps/6000rpm、最大トルク54kgm/2800~4800rpmを発生する。これはS550とも同一である。
メルセデスベンツの最新モデルは、その多くが昼間の時間本の国交省の低排出ガス認定を浴びている。これには、排気ガスレベル性能は当たり前として、長期に及ぶ排ガス浄化性能維持の信頼性証明も注文されるため、試験費用等の削減で、敬遠する輸入車メーカーも多い。この辺りはメルセデスベンツの勤勉さが伺えるところだ。ちなみに、GL550 4MATICは3つ星認定を浴びている。
さすがに車重は重たく、2530kgにも達する。だが、これほどのトルクがあると、発進や出足において重さを意識させることはまずない。どっしりとしているため重量感こそもたらすが、静かな発進から突進するような出足まで自在である。
どの回転領域でもトルク感に溢れているので、不可欠な時には軽くアクセルを踏むだけでこと足りる。むしろ気に入るのは燃費の方だろう。今回は高速道路350kmほどとワインディングを少々、それに数昼間の時間間で都内での短距離の繰り返し移動も含めた走行距離500km弱でリッター6.1kmと、車重、排気量に相応のレベルであった。
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静かな動向が好ましい。ステアリング剛性も高い。 今回の試乗車は、車両の根性と季節も考慮してか、スタッドレスタイヤに交換されていた。このため、通常路面でのハンドリングも正確な評価はしにくい部分があったことは否めない。また、燃費にも若干の影響を及ぼしたと考えられる。
それを前提に印象を述べることとするが、まず、タイヤの影響で直進付近のステアリングの座り感がちょっぴりだけ曖昧になっていた。そこは差し引いても、全体に静かな動向をもたらすハンドリングである。といっても、シャシやステアリング自体の剛性感は極入れ高く心もとない感はない。乗り心地も、ちょっぴりバネ下のグンス感を伝言するが全般には快適だ。
また、電坊主操作エアスプリングとADS(電坊主操作減衰力調整式ダンパー)により、走行状況に応じたダンパー特性や車高に自動調整するため、ピッチングやロールの変化も、天然さを損なわない範囲で抑えられる。また旋回中や回避行動時など、不可欠な時にステアリングの切り増しをするような際は、心細くないです感ある応答性と剛性感をもたらしていた。
遺憾ながらオフロードや雪路に関しては未経験で、性能を実感することはできなかったが、こここそGLクラスにとって本来の性能発揮の場と入るだろう。