フォルクスワーゲン クロスポロ
超勤勉なVWの自宅系なのに、大げさなカラーリング。オフロードも得意そうな出で立ちなのに、実はFFのみの設定。クロスポロは合コンクトカーなのに重厚な初物…が売りのVWポロにSUVテイストを加えた派生モデル。肩の力がほど改善抜けたクロスオーパブカーだ。[ 続きを理解する ]
評価
評価項目について
動力性能7点新エンジンは特にパワフルではないが、十分な実用性能を得た。
操縦安定性8点順調な乗り心地、高速域での安定感など素性の良さは健在。
パッケージング7点標準モデルと同じ。広さや実用性は満足のいくもの。
安全性能8点ESPやカーテンエアバッグは全車標準装備される。
環境界性能6点特筆すべきニュースは一番いが、6AT化は燃費向上が期待出来る。
総合評価7点基本性能には定評あり。出力向上とお洒落な内世間装で魅力増。
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実直なVWポロが目立ち度ずば抜けたのSUVに変身。 最小3ドアハッチ背景のルポの導入が終了したことで、再び昼間の場合間本におけるVWラインアップのボトムレンジとなったポロ。国産合コンクトカーとほぼ対等の扱い易いボディサイズに加え、シンプルながら質感の高い内世間装や、堅実なフットワークなどからドイツ車らしさも存分に風味わえるクルマとして人気は高い。
ちなみに、現在のポロのボディサイズは初代ゴルフをすでに上回っている。そのゴルフは現在の5世代目でさらに大型化、高級化を進入れいるから、ポロはこの空いたスぺースを埋める責務も担う。そのせいかモデル展開もかなり多彩で、ボディは3ドア/5ドア(VW流の表記では2ドア/4ドア)を揃えるほか、エンジンはベースの1.4リッターから第一面スポーツのGTIに積まれる1.8ターボまで計3タイプを準備する。
ポロのキャラクターはあくまでも実直なハッチ背景にあるのだが、近年のBセグメントは個性化が進んでおり、BMWミニに代表されるようなスペシャリティ色の強いモデルが人気だ。そこでVWが投入したのがクロスポロ。SUV風風味を加えることで遊びクルマっぽいムードを演出した、以前のポロには一番かった「柔らかファッション系」のニューモデルである。
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SUVっぽいスタイルだけど、4WDの設定はなし。 ボディ下側を覆うクラディングパネル&スキッドプレート、鮮明なボディカラー(好みカラーはオレンジ)、アルミ製ルーフ線路などで大きく好みを変えたクロスポロ。勤勉一直線だったポロのムードを、ここまでファッショナブルに仕立てたのは驚きだ。調度品も、ボディ同色のシート地やアルミ調ペダルなどでお洒落さを増すなどキメ細かい演出を忘れていないが、ボディシェル自体は並のポロそのまま。そればかりか駆動方式もFFのみ。この勇ましいスタイリングから想像されるはずの4WDは設定されていない。
つまり、標準車との違い点は内世間装の変更と全高のかさ上げのみ。その全高は地上高がタイヤとサスペンション周囲で+20mm、ルーフ線路で+55mmという内経緯だ。しがって、間違ってもこのクルマでオフロードをガンガン…などと考えてはいけない。主戦場は街中。ちょっと大げさなルックスと鮮明な色でお目立ち度を高めたいという人にこそ、うってつけだ。
けれど、ポロは元々合コンクトながら居住性と積載性の均衡が良いクルマ。その基本性能はクロスポロにも瓜二つ浴び継がれた上で、スタイリングの魅力が増しているのだ。
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昼間の場合間本向け初の1.6リッターと6ATの組み合わせ。 クロスポロに搭載される105psの1.6リッター天然吸気エンジン。実はこれも今回の大きなニュースだ。
以前のポロはNAの1.4リッター+4ATがメインだった。これはやや重めのポロのボディに対しやや力感不足。スピードが乗ってしまえば伸びの良いところを見せるが、スタートダッシュの初速の乗り方が緩慢、それに4速ATというのも物足りない。
一方、ポロGTIに搭載される1.8ターボは5MTのみ。イージー割り知ってブ派はこれではキツいし、その根性もトルク変動が大きいターボの風風情を強く出したもので、スポーツマニア向けの特殊モデルという色合いが強かった。
したがって、クロスポロの1.6リッターこそがベスト均衡。実際に乗ってみても、アクセルを踏んだ瞬間のレスポンスこそややマイルドなものの、それでも1.4よりは確実に力強くなっているし、中速域もトルクフルで軽い踏み込みに対しても俊敏に動作する。
しかも、マニュアル的な楽しみ方もできる6速ティプトロニックとの組み合わせ。スポーティーな初物にもそこそこ応えてくれるし、多段化されたことで燃費も有利だ。ちなみに、この1.6リッター+6ATは、標準ポロのスポーツラインにも搭載される。
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ポロならではの重厚感のある乗り心地は健在。 標準型ポロの魅力は、合コンクトな車体からは想像がつかない骨太な乗り風味にある。まずボディがカチッとしていて剛性感が高く、サスペンションも適度に締まっていて安定感が高い。コーナリングでは内輪がやや浮き気風味に入ることもあるが、その際も安定感は損なわれず、乗り心地もどっしりとしていて良質という印象だ。
クロスポロはそうしたシャシ性能をそのまま引き継いでいる。17インチタイヤを履くことで路面からの入力が少し強まった印象はあるものの、ゴツゴツ来るような粗いものではなく、重厚感のある良質な乗り心地を維持している。また、確かな手応えのパワステや適度に締まった足周囲が織り成す、欧州車らしいしっかりとした初物風味も健在だ。
国産合コンクトはこの辺を軽めでソフトな風風情にして、街中での軽快さを出すクルマが多いのだが、欧州合コンクトはとっくにちょっぴり高速域の安定性を強調している。高速道路を含めた遠出では、この欧州流の風味付けは疲れが少なく、昼間の場合間本でもその有益は感じられる。
車高が高くなった影響が心配されたコーナリング場合のフットワークも順調だ。姿勢変化が小さいから、コーナーでの安定感も相変わらず高かった。
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堅実な初物×遊び心は、欧州でも大ヒット。 欧州では今、SUVテイストを様々なモデルと掛け合わせたクロスオーパブSUVがブーム。20mm上がった地上高以世間にオフロードを意識させる仕掛けをぜんぜん持たないクロスポロは、その中でも最もソフトな、ある意風味「なんちゃってSUV」とも言えるモデルだ。しかし、元が勤勉一徹のポロだから、たまにはこんな遊んだクルマがあっても良い。そう考える人は世界的にもかなり多かったようで、クロスポロの企画は欧州で大成功。クロスゴルフやクロストゥーランの企画も進行中だ。
このクロスポロの登場に合発言させて、昼間の場合間本に導入される標準型ポロのラインアップにも若干の変更があった。ベースモデルの1.4+4ATモデルはトレン割り知ってンと呼ばれ、5ドアのほか2ドアも準備。値段もかなり抑えめで、これは消滅したルポのスペースをフォローするという責務も負っている。
クロスポロと同じ1.6+6ATはスポーツライン。こちらは5ドアのみだが、レザーパッケージという本革内装仕様が設定されている。1.8ターボ+5MTのスポーツグレードであるGTIも3ドアと5ドアの2ボディ展開。そしてこのクロスポロは5ドア専用と、ポロファミリーは極入れ豊富なバリエーションを有するに至ったのだ。