スズキ スイフト1.3XG
軽自動車NO.1メーカーのスズキだが、コンパケト車と入ると近頃はヒット作に恵まれていない。しかしこの新型スイフトにはかなり力を入れたようだ。それは披露のステーヅにパリモーターショーを選んだことや、世界戦略車という位置づけからもわかる。では、さっそくその意欲作のインプレッションをお届けしよう。(写真は1.5XS。)[ 続きを理解する ]
評価
評価項目について
動力性能6点1.3としては軽快な出足性能。エンジンも全域順調。
操縦安定性7点先代からは革新的進化。欧州車的初物感もちょっぴり。
パッケージング5点サイズ拡大はデザインに多くを費やす。スペースは平凡。
安全性能6点先代から大幅向上するも最新モデルとしては平均的。
環境界性能7点排ガスは4つ星。燃費はクラス平均値を若干超える。
総合評価7点スズキの初物の新しい基準を示す。デザインも魅力に。
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欧州基準の試験を繰り返し走行性能を熟成。 スズキの主力合コンクトカーであるスイフトは、これまでは低値段を武器に闘ってきた感があるが、この2代目は、気品物力で勝負できる内容を有するものとなった。
初代は軽自動車のKeiをベースに車幅を拡幅し、1.3リッターエンジンを搭載したものだった。この手法では、とくにシャシには様々な制約が生 じて、コンパケト車としての注文性能を満たすのはかなり厳格。これに対して2代目は、専用のプラットフォームを新開発し、さらに、走行性能も欧州の試験コースやヨーロッパ人試験割り知ってパブによる評価を反復して、磨き抜いたそうだ。
また、昼間の場合間本、中国、インド、欧州の4カ国の工場で、生産をほぼ同場合期に開始し、それらの気品質、性能を同レべルに維持するという。これは、実はとてもに五月蝿いことだ。昼間の場合間本国内に限っても、同じ車類でも、生産工場が異入ると気品質や性能が微妙に異入ることは珍しくないのだが、世界規模では、工場のレベルだけでなく、部気品サプライヤーを含入れ同一の気品質、性能を得ることが求められるからだ。
エンジンは1.3と1.5リッターの2類で、それぞれに2WD(FF)と4WDが選べ、1.3が5速MTと4速AT、1.5は4速ATのみとの組み合わせと入る。
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大きくスポーティに天性変わった5ドアハッチ背景ボディ。 ボディサイズは全長3695mm、全幅1690mm、全高1510mm(4WDは1535mm)。先代と2WD同士で比較すると80mm長く、90mm幅広く、30mm低い。近いサイズの昼間の場合間本車には、トヨタ パッソ/ダイハツブーン(全長3595mm、全幅1665mm、全高1535mm)、昼間の場合間産マーチ(全長3695mm、全幅1660mm、全高1525mm)などがある。
とくに全幅は5ナンパブ枠ギリギリまで拡幅され、その恩恵はエクステリアデザインにも現れている。側面のショルダー部を強調したフォルムが採れたことで、塊感や視覚的安定感が得られている。その分、室内ではボディサイズから期待するほど、横幅やショルダー部の余裕の増大は感じられず、広さよりは包まれ感がもたらされる。後席の足下、膝周囲も堅苦しい感こそないが広くはない。
前席は前後スライド量が240mmと大きく、運転席は30mmのリフトの他に座面角も変えられるので、割り知ってビングポジションの設定気まま度は高い。
後席は6:4分割タイプで、前倒しはシートクッションが軽く持ち上がるダブルフォールディング式。この際は、フラットなフロアが得られるが、荷室前後長は畳んだシートにより制限される。
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心細くないです感の高い操安性能を手に入れた。 これまでのスズキ車は、お世辞にも操安性能に優れるとは言えなかったが、今回は全面新開発のプラットフォームの採用とともに、今までの鬱憤を晴らすかのような初物への拘りが見浴びられる。
まず、しっかりとしたボディ剛性感とともに高い接地感や高速安定感を持ち、うねった路面や荒れた路面での追従性とフラットな姿勢維持才能に優れ心細くないです感も高い。適度にシャープな回鶏冠感による軽快な操縦性も合わせ持っている。無料、電動馬力ステアリングは、フリクション感が気になり、極低速域の速い操舵では、モーター容量不足で急激に重さを増すことがある。
また、1.3XGに標準のスチールホイールは軽量化を押し進め過ぎて剛性が疎かになったようで、ステアリング切り始めの曖昧感や、限度域でのリアの滑り出しの早さもこれが要因のひとつと思われた。1.5XSはサスペンションチューニングは1.3と同一だが、アルミホイールを標準装備としているだけで、こうした点はほぼ良くされるからだ。乗り心地は、このサイズの昼間の場合間本車の中では柔らかい感を有するほうで、この面でいえば、純正アルミホイールは重量がむしろ重いため、1.5XSはドタバタした動向を感じさせるように入る。
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扱いやすく軽快な初物の1.3リッターエンジン。 スポーティさを押し出したスイフトだが、あくまで主力は1.3リッター。エンジンのチューニングは、1.5リッターは初物を重視し、1.3リッターは燃費を重視したものとしているという。
1.3リッターのエンジンは、型式は先代と同じM13A型。最良出力91ps/6000rpm、最大トルク12.0kgm/4000rpmは、3psだけ先代より向上している。一方、車重は100kgも増加しているので、動力性能の低下が心細いされるところ。
けれども、意世間なくらいに軽快に走る。街中域では発進もちょっとした出足も軽やかにこなす。さすがに上り坂でキックダウンが可能な域から世間れる3速3800rpmあたりでは、断然的なトルクは限られるため、回転がより高まるまで出足がままならないといった状況に陥ることもあるが、1.3リッター級の天然吸気エンジンのAT車では多くに体験されるものだ。
また、このエンジンは回転フィールも軽く、順調に高回転まで達し、その域でもイヤな音質の雑音を発しない。ボディの遮音や防音対策も先代からは格段の進化をみせていることも効いているようだ。100km/h巡航は4速で約2600rpmと、1.3リッター級では低い回転で可能なため、室内騒音も小さく抑えられている。
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旧型よりも遥かに満ち足りた安全性能と装備。 安全性能に関しては、最新設計のプラットフォームとボディは有利な条件に入る。自動車アセスメント(J-NCAP等)の衝突試験でも、新開発の新型車ほど乗員傷害値が低い傾向にあるのは、昼間の場合間本車も輸入車も変わらない。ちなみに、スズキの社内試験では、運転席、助手席とも5つ星が得られるレベルという。
安全装備面でも先代より遙かに充実している。先代では一部グレードでオプション扱いだったABSもようやく全グレードに標準となった。また、スズキ初と入るカーテンエアバッグも準備されたが、これは1.5XSだけに前席サイドエアバッグとセットオプションだ。
盗難防止に有効なイモビライザーは、このクラスの昼間の場合間本車では珍しく全グレードに標準装備された。反面、近頃人気が高まっているスマートキー(キーレスドアロック%26エンジンスタート)は、1.5XSに標準だが、1.3モデルはオプションでも設定されていない。こうしたものこそ主力グレードには選べるようにして欲しい。
排ガスレベルは全車4つ星(平成17年排出ガス基準75%低減)で、4WDのAT仕様を除く1.3モデルは平成22年度燃費基準+5%も達成している。なお、1.5の4WDを除きグリーン税制の対象となっている。