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アストンマーティン DBSヴォランテ


スポーツカーにあこがれる人々の願いが凝縮された、アストンマーティンDBSヴォランテ。エレガントなフォルムにソフトトップ、そしてV12エンジンの強大なパワーを前に高ぶる心を抑えるのは難しい。








評価

評価項目について





  • 動力性能9点オーバー500馬力のパワーは圧巻。

    操縦安定性8点DBSクーペから約2年で細部が煮詰まった。

    パッケージング9点見るからにFR特有のパッケージングは美しい。

    安全性能6点今日的最先端安全装備は見当たらない。

    環境性能6点現在研究中。このクルマに目立った工夫はない。

    総合評価8点走り、サウンド、美しいボディはアストンだけのもの。










    ※レビュー内の写真はクリックで拡大できます。







    DBSベースのソフトトップ・オープンモデル。

     100年に一度といわれる世界的な大不況は、それまで好調だったアストンの販売台数を一気に数年前に戻した。2007年、年間7000台オーバーを記録したのもつかの間、今年は半分近くまで落ち込みそうだ。
     とはいえ、これまでの計画は着々と遂行され、V8ヴァンテージの兄弟車V12ヴァンテージを追加、100万ポンドの値札の付いたone-77も注文を受付け始めている。しかも、限定77台の約半分がすでに行き先が決まっているというから恐ろしい。また、待望の4ドアモデル、ラピードのデビューもだいぶ見えてきた。
     そんな折り、派生モデルとして我々の目の前に現れたのがDBSヴォランテ。ご存知DBSの屋根開き版で、これでDB9ヴォランテ、V8ヴァンテージロードスターと並び、オープントップ三兄弟が成立したことになる。
     その内容は、シャシからパワートレーンまでほぼDBSと共通。若干の補強はなされているが、クーペと同時に研究開発されていたことを考えれば、完成度は高いといえる。トップはファブリックで開閉はスイッチひとつ。およそ14秒で青い空が広がる。



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    ※レビュー内の写真はクリックで拡大できます。







    クーペと時を同じく開発を開始。

     デザインを担当したのはマレック・ライヒマン。DBS以降が彼の作品で、このヴォランテはもちろんのこと、ラピードやone-77も手掛けている。とはいえ、現代アストンは現ジャガーのイアン・カラムの手から生まれたといっても過言ではない。彼が手掛けたDB7やヴァンキッシュが今日の礎となった。見てわかるようにDBS自体もその流れを大きく汲んでいる。
     さて、DBSヴォランテだが、このクルマはクーペと同時に考えられていたという。要するに、後から屋根を取ったイラストを描いたのではなく、はじめから計算していたということだ。トップを開いてもまったく違和感はないのはそのためだ。
     パッケージングはいわずもがなのFRレイアウトで、フロントミッドに積んだエンジンとトランスアクスルでクルマを前へ動かす。この伸びやかなボディラインはFR特有のものといっていいだろう。
     シートレイアウトは、2+2の4シーター。とはいえ、リアシートはいわゆるエマージェンシー用で、大人が長距離乗れるようなシロモノじゃない。



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    ※レビュー内の写真はクリックで拡大できます。







    トランクルームの容量確保に苦心。

     居住性はクーペとさして変わらない。ドライビングポジションもしっかりととれ、スポーツ走行に支障はないだろう。
     オープントップとしての開放感は?となると、正直それが抜群にいいわけじゃない。角度のついたフロントピラーが目の前に迫る。デザイン的にはそれで成立しているのだから、しょうがないといえばしょうがないが・・・。
     トランクスペースは、このボディタイプを考えればがんばった方だ。ソフトトップの収納スペースで積載性は妨げられるが、工夫は感じられる。
     具体的な工夫としては、若干だがリアデッキを高くしている。これは容量もそうだが、空力特性を活かすことを考えた結果でもある。しかも、トップをソフトにしたそもそもの理由のひとつがトランクスペースの確保。時流に合わせメタルトップにしていたら、ここはネコの額だったに違いない。
     ちなみに、メタルトップの採用をまったく考えなかったのかとデザイナーに尋ねると、はじめは考えたと答えた。ただ、コストや重量増加の面からすぐに却下したという。



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    ※レビュー内の写真はクリックで拡大できます。







    V12サウンドを満喫!オープンならではの感動だ。

     DBSヴォランテはクーペとパワートレーンを共有する。
     よって、エンジンはマックスパワーは517psを発揮する6リッターV12。時速0-100km到達時間は4.3秒、最高速度は時速307kmというパフォーマンスの持ち主だ。組み合わされるギアボックスは、グラツィアーノ製6速MTとタッチトロニック2と呼ばれるZF製ATをセレクトできる。タッチトロニック2はクーペにも今年追加された。
     その走りだが、エンジンスタートとともに相変わらずの雄叫びを発する。オープントップとなったことで、このサウンドを臨場感を持って聞けるのが嬉しい。
     そして走り出すと、過激なアクセラレーションでカラダをシートに押し付けられる。こうなるともはや笑うしかない……。
     風の巻き込みはどうかというと、時速80kmくらいで巡航している分にはなんら問題はない。だが、それ以上となるとそれなり。確かにウィンドリフレクターをリアシートをつぶして備えれば後ろからの巻き込みを抑えられるが、感動するほどではない。



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    ※レビュー内の写真はクリックで拡大できます。







    ライバルは自分自身!?

     この不況の中、DBSヴォランテは計画通りに生産を開始した。もちろん、大衆車とは違い、おおよそ受注発注というカタチなので、クルマが勝手に多く市場に出回ることはない。クーペにガマン出来ず屋根開きを欲しがる人が、オーダーするといったかっこうだ。
     では、このクルマのライバルは?と考えると、クーペはフェラーリ599が想定できるが、それにオープントップがないことからDBSヴォランテは競合が浮かばない。日本円にして3000万円を超えるプライスレンジからすれば、ベントレー・コンチネンタルGTCスピードが近いが、それでも値段差は500万円くらいと予想される。そう考えるとこのクルマはオンリーワンかもしれない。
     ところで、ベントレーもトップはファブリックを、もっといえばジャガーXKシリーズも同じくそれを採用している。どうやら英国車メーカーは電動メタルトップがあまり好きじゃないようだ。そういえば、アウディは競合車がメタルトップを採用する中、A5にソフトトップを採用したカブリオレを送り出した。もしかしたらソフトトップ復活!の兆しなのかもしれない。














    テーマ :
    ジャンル : 車・バイク

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