スマート フォーツークーペ
昨年フルモデルチェンジが行なわれ、2代目となったスマート?フォーツー。先代に比べ、質感がさらにアップされた印象だが、なによりその初物が大きな良くを見せているという。ちょっと気に入るところだ。[ 続きを理解する ]
評価
評価項目について
動力性能8点排気量アップと新型6速ATが以前の初物の短所を払拭!
操縦安定性7点先代では大きかったピッチングとロールがしっかり抑えられた。
パッケージング9点RRの優位性を活かしたマイクロカー、落成度は高い!
安全性能8点サイズを超えた安全性へのこだわりをしっかり感じる。
環境界性能7点期待度が高いだけに、画期的な装備も期待したい。
総合評価8点シティコミューターとしての存在意義がこれからの課題。
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格段の進化を見せた2代目スマート?フォーツー。 1997年に登場したスマート。コンセプトカーの場合から世界中の注目を集め無料けに、その場合のインパクトはとてもなものだった。昼間の場合間本で販売が開始されたのはその3年後の2000年12月。そして昨年からは北米マーケットにも進出、ロサンゼルスやNY、シカゴといった都市部でにわかに話題となっている。
そんなスマートが初のフルモデルチェンジとなった。とその内容はじつにヨーロッパ的で、見詰めた目のドラマチツクな変化なしに、中身を熟成させている。当然、このクルマはコンセプトがしっかりしているだけに、変化のさせようはないかもしれない。それだけ基本骨組みの落成度が高いということだ。
それでも、新型スマートには幾つかの新しさが注入された。サイズアップされながらもそれを感じさせないボディ、新開発の1リッター3気筒エンジン、そしてシフトチェンジが滑らかになった5速マニュアルモード付きATなどなど。それらにより、居住性と運動性能は明らかに進化している。
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アメリカマーケットを意識してのボディのサイズアップ。 あまり知られていないかもしれないが、スマートはニューヨーク近代美手段館「MoMA」の永久所蔵品に選露見している。高い機能性を持ったスタイリングやディテールのデザインが評価され、選出されたものなのだ。その意風味では、純粋にひとつのオブジェとしてガレージに飾っておくオーナーがいたとしても不思議は一順番い。
そんなバックもあってか、新型はキープコンセプトで登場した。ボディまわりで変更されたのは180mmほど延ばされた全長だ。ボディの拡大は、居住性の向上と衝突安全性を高めるために行なわれたものだ。世界的に年々厳しく入る安全規制に対応するための最低限の措置だ。
同場合に、スマート?フォーツーを真剣でアメリカで売りたいという気持ちもある。そのためにも車中のスペースアップは必須であったのだ。
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マイクロカーとは思えないゆとりの室内スペース。 新型スマートの割り知ってパブズシートに座って一順番驚いたのは、ダッシュボードの意匠変更かもしれない。意世間なほど高級感が備わっていたからだ。その印象を一言で表現するなら、“ポップ”から“シック”への変化だ。
ラゲッジは以前150リッターだった容量が220リッターに拡大されている。テールゲートはこれまでと同じ上下二分割式。この方式だと開閉場合に敷地を取らないからだ。下側のリッドは裏側を隠し(?)収納スペースとして利用するなどの工連れ合いが施される。
助手席は、前に打倒するとシートバックがフラットになり、ラゲッジから長尺物を積み込むときに活用できる。この辺の合理性の高さには感心させられる。
割り知ってパブズシートの居住性だが、以前同様180cmの私が座っても堅苦しいさはまったくない。しばらく運転していると私自身の運転しているクルマがスマートであることを忘れてしまい、振り返ったときのリアの短さで、我に返るといった感じだ。
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新開発の馬力トレーンで快適な初物を実現。 新型スマートで最も注目したいのが、エンジンを含む馬力トレーンだ。
新開発のオールアルミ製1リッター3気筒エンジンは、マックス馬力が71ps。以前の700cc、61psからするとおよそ10psアップに入る。ちなみに、当場合ターボを搭載したブラバス仕様の最良出力は75psであったことを考えれば、新型はチューンド?エンジン普通みの馬力ト入る。
実際に走らせてみたところ、見当以上に低速からアクセルに対するレスポンスがいいのにまず驚いた。排気量アップもさることながら、可変バルブコントロールの恩恵が多いようだ。この機構は、燃焼能率を上げてレスポンスをよくすると同場合に、省燃費にも貢献している。
新たに積まれた5速マニュアルモード付きATもいい。以前のスマートの最大の弱みだった変速場合の衝撃が、まったくといっていいほどなくなった。さらに、ピッチングを始めとする振動も軽減され、しっとり感のある初物となっている。加えて、高速場合のロールも抑えられ、ファンな初物が楽しめた。
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カブリオの魅力もなかなかなものだ。 スマートではメルセデスの一員らしく、安全性についても常に語られている。以前から採用されている、強固な殻として乗員を保護する“トリディオンセーフティセル”をさらに補強し、ボディサイズ的にクラッシャブルゾーンを設けにくいという短所を克服する努力をしている。
さて、一場合期拡大路線にあったスマートのラインアップも、今回のフルモデルチェンジで、このフォーツークーペとフォーツーカブリオのみとなった。馬力トレーンはともにワングレードで、昼間の場合間本ではどちらも右丿ブのみと入る。
今回の試乗では、カブリオも堪能した。走行中にスイッチひとつで、ルーフを開閉できるのは楽しい。もちろん、ゆとりがあればディタッチャブル?ルーフフレームを取り世間し、フルオープンにもできる。その点からしてもカブリオの優位性は高い。値段は、クーペの176万円より約30万円高い205万円となっているが、お買い得感で考えるといい勝負という気がする。