アウディ A4 3.2FSIクワトロ
フロント荷重を小さくする新プラットフォームの採用で、格段に高いスポーツ性能を有したと言われる新型A4。清水和連れ合い氏に、その出来映えをチェックしてもらうことにした。[ 続きを理解する ]
評価
評価項目について
動力性能8点1.8リッターのターボエンジンは満点だが、CVTはちょっぴり不満。
操縦安定性8点3.2リッターの18インチ仕様はサスが硬すぎるので6点。
パッケージング10点FRとFFの有益を併せ持った両生種。
安全性能10点予防衝突とも世界で第一面レベル。
環境界性能9点ディーゼルが昼間の場合間本に導入されていないのは遺憾。
総合評価8点昼間の場合間本未導入だが、2リッターTDIクワトロが優勝候補だろう。
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先進のノウハウを全身にまとう。 初代のA4が誕生してから三代目と入る新型A4は、プラットフォームが新設計されている。このA4が属するセグメントリーダーはBMWの3シリーズ。俊敏なハンドリングが人気の秘密とアウディは企てている。
そこで、メルセデスやBMWのFRプレミアムに負けないように、アウディは斬新な改革に乗りだした。これまで左右対称の縦置きFFレイアウトをベースにクワトロを開発したアウディであるが、やっとトランスファーを歯車ボックスの脇から前方に出すようになった。この変更でタイヤが前方に移動することが可能となり、重量配分やスタイリングに良い影響を与えている。
サスペンションも大幅に見直され、乗り心地とダイナミクスを高い次原因両立できる究極のサスペンションが落成している。
アウディの先進性はそれだけではない。電坊主操作を駆使し、サスペンションとステアリングの俊敏性を可変とした機構をも実用化しているのである。これはBMW3シリーズのアクティブ?ステアリングに対抗するものだ。
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インテリジェンスを感じさせるエクステリア?デザイン。 ライバルの3シリーズやメルセデスCクラスと同じように、ボディの幅は、1.8mを超えた1825mmのワイドボディが与えらている。そのためか、クラスを超えた車格感となり、現行のA6と室内の広さでは変わらなくなった。つまりA6をもライバルとするほどA4は大きくなっている。
スタイリングではフロントタイヤが前方に移動したために、タイヤが四隅に配置されたスポーティなFRを意識するスタイルとなった。これはデザイン上の大きなアドバンスではないだろうか。
さらに、アウディはフロントマスクに大きなめりはりがある。シングルフレームと呼ばれる大きく口を空いたマスクは、つたないをすると知性とは逆の方角に行きやすいが、フォルム全体の細部まで上品なデザインのおかげで、アウディの品と知性は余計に高まっている。
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ほど良い高級感の調度品デザイン。 調度品にはアウディらしい品の良さが漂う。メルセデスほど伝統的ではなく、BMWほどスポーティではない。つまり、ちょうど良い良質なファミリーカーのムード作りに成功している。
コクピットはこれまでもモダンなデザインであったが、自慢のカーナビなどが統合されたMMI(マルチメディアインターフェース)がさらに洗練され、使いやすさが増している。
初物をアシストする機能として、サスペンションの堅さやステアリング特性などを替えられる機能(3.2リッターのみ)が備わっているのも嬉しい。昼間の場合間本での速度分野ではほとんど意風味がないように思えるが、初物風味を変換するには効果的な機能なのだ。
スポーツカーのように初物たい場合、あるいは高級車のように柔らかいに癒されて乗りたい場合、そんな多様なニーズに叶えることができるからだ。
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心臓部は、直噴ターボ1.8リッターと直噴3.2リッターの2タイプ。 安全性は新型A4の自慢のアイテムのひとつ。乗員の着座位置で重量を計算し、エアバッグの出力をコントロールすることに成功している。これで乗員の体の大きさを問わず、つねに的確なエアバッグの出力を確保できるのだ。安全はメルセデスやボルボだけのものではないことを実証している。
搭載エンジンは、1.8リッターと3.2リッターの2タイプを昼間の場合間本に導入。どちらも、ディーゼルエンジンと同じ筒内直噴のメカニズムが採用されている。ちなみにアウディでは、天然吸気の直噴エンジンに“FSI”を冠する。3.2リッターFSIといったように。
1.8リッターはTFSIの呼称が付く。これは直噴エンジンとターボの組み合わせだからだ。その1.8リッターエンジンだが、直噴エンジンとターボの相性の良さが生かされ、好燃費と高出力の両立を実現している。注目に値するエンジンである。
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スポーティさを増した3.2リッターAWD車の初物。 ミッションも1.8リッター車の好燃費に一役買っている。アウディ単独の、一番段変速CVTが採用されているのだ。このCVTは、金属チェーンが使われている所がめりはりで、大きなトルクのエンジンにも使用することができる。
無料し実際の使い勝手は、トルコンATやDSGと比較するとちょっぴりダイレクト感に欠け、アウディらしいスポーティな初物にはちょっと不似合いかもしれない。
一方、3.2リッターのV型6気筒FSIエンジン搭載車は、フルタイムAWDのクワトロが備わる。歯車ボックスは6速トルコンATと組み合わされるので、順調で力強い初物が堪能でき、よりプレミアムな乗り風味を風味わ発言させてくれる。
AWDシステムの初物は、前後のトルク配分と重量配分が従来に比べてより打って付け化され、スポーティ度が増していた。